教えて!妊娠・出産・育児の疑問 妊娠の初期症状〜出産・子育てまで

出産予定日の概略と計算方法などについて説明しています

出産予定日について

出産予定日は、分娩予定日ともいわれ、赤ちゃんが生まれてくると予定される日のことです。 出産予定日を正確に把握することは、妊婦や胎児を出産まで管理する産科医にとっても、また生まれてくる子供を迎える家族にとっても最重要事項です。
ふつう最終月経の第1日から起算して280日目(4週を1ヵ月として10ヵ月目)。最終月経が明確でない場合には胎動を自覚した日を5ヵ月末(第20週)として起算する法,つわりの開始を第6週として起算する法,子宮の大きさや子宮底の高さから推定する法などを用います。最近では,超音波断層法により,胎児の大きさを測定して妊娠週数を推定する方法が応用されている。実際には予定日に出産する率はおよそ4%で,その前後2週間の出産が多いようです。

出産予定日の計算方法

この算定方法は、月経周期日数が28日でほぼ変動のない人にはあてはまりますが、月経周期日数というのは、月々変動したり30日周期や25日周期の人だっています。しかし、出産予定日の計算を上記のように定義しているのは、月経周期日数が28日の女性が比較的多いという実態からきてますので、大方の場合当てはまる計算方法といえましょう。上記計算方法の簡単な計算方法は、

月…最終月経の初日の月+9(あるいは-3)
日…最終月経の初日の日+7
最終月経の初日が5月1日の場合の出産予定日は、月は5+9で2月、日は1+7で8日、よって2月8日となります。

出産予定日の遅れ

出産予定日の計算方法は、ふつうは最終月経初日から算定しますが、月経周期日数が28日でなかったりよく変動する人にとっては、これでは正確に出産予定日を算定できません。出産予定日の計算方法として、超音波診断法によるものがあります。これは、妊娠初期には胎児の発育上の個体差が小さく、この性質を利用して、胎児の大きさから出産予定日を算定するものです。

胎児の個体差が小さいというのは、妊娠初期の赤ちゃんの大きさは同じということです。生まれた時に赤ちゃんの大きさが違うのは、40週の間の発育速度の差であり、妊娠初期から「小さい」「大きい」というのはないわけです。例えば、超音波で測定した胎児像の頭部先端から臀部までの距離(胎児頭殿長:CRL)が、現在12mmの場合、平均8週めというふうに算定されます。そこから出産予定日も算定されるわけです。

出産予定日の算定方法として、その他、性交日がはっきりしている場合や人口受精した場合その日から算定する方法や、基礎体温表を利用して算定する等々あります。出産予定日ちょうどに分娩する人は、全体の3〜6%ほどとされています。予定日はあくまでも予定であって、その日に生まれなくても気にする必要はありません。

妊娠37週から41週までのお産を生期産と呼び、この範囲であればいつ生まれてもおかしくないのです。ただ、予定日から2週間以上すぎても生まれない場合は胎盤の働きが衰えてしまうため、胎児に酸素や栄養をおくる力が弱くなり、仮死状態で生まれる率などが高くなります。

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