教えて!妊娠・出産・育児の疑問 妊娠の初期症状〜出産・子育てまで

赤ちゃんが夜泣きする理由について説明しています

夜泣きはどういうものか

夜泣きというと、赤ちゃんが夜中に泣くことだと思っている方が多いようです。しかし、実際にはそれは夜泣きとはいいません。小さな赤ちゃんは、時間に関係なく朝も夜も数時間ごとに泣きます。 赤ちゃんが泣くのには理由があり、お腹がすいていたり、オムツが汚れていたり、暑い寒いなど、不快に感じた時などです。このような理由があって泣いているときには夜泣きとは呼びません。原因がない状態でおお泣きしてしまうことを夜泣きといいます。

小さな赤ちゃんがいるとお母さんは常に寝不足で大変です。特に夜泣きする赤ちゃんだとお母さんは苦労するでしょう。原因がわからないために夜泣きを止めることが出来ないからです。 忙しいお母さんがやっと眠れた頃に赤ちゃんに泣かれると、がっかりしてしまうことでしょう。

赤ちゃんが泣いたら、まずはお腹がすいていないか、オムツが汚れていないか、汗をかいていないか、手足が冷たくないかを確認してあげましょう。原因と思われるものを1つ1つ確認してみます。そうしている間に泣きやんでしまうこともあります。 夜泣きは、不快だと感じて泣くときと違い、その不快感をすぐに取り除いてあげるのは難しいようです。まずは、考えられるものを確認して、様子を見てみましょう。

夜泣きとの付き合い方

夜泣きは、ずっと続くものではありません。生後三か月くらいから始まり、1歳半くらいには終わるといわれています。短い間なのですが、産後のお母さんは赤ちゃんの世話で休む暇もなく、寝不足です。赤ちゃんの夜泣きは、その時期のお母さんにとって心身共に辛いことでしょう。 泣いている赤ちゃんを泣きやませようと、必死になり気持に余裕がなくなるのが一番良くないことです。

夜泣きは赤ちゃんが成長している証です。イライラしたりせずに、出来るだけゆったりとした気持ちで付き合ってあげましょう。赤ちゃんは、お母さんの気持に敏感ですから、お母さんがイライラしているとその気持ちが伝わってしまい、余計に泣いてしまうこともあります。

赤ちゃんを抱っこしてゆっくりと背中や足をさすってあげましょう。夜泣きされると、お母さんは夜眠ることが出来ませんが、昼間赤ちゃんが寝ているときに自分もちょっと横になるなどして休むようにすることも大事です。

寝不足で疲れた状態では、赤ちゃんが泣いているとき、ゆっくりとした気持ちで付き合うことはできません。昼間、横になることに罪悪感を感じる方もいるようですが、何よりも大事なのはお母さん自身の健康と穏やかな気持ちです。ストレスもためないよう、旦那様や友人と話をするのも良いでしょう。

夜泣きとベビーマッサージ

夜泣きは、お腹がすいたとか、オムツが汚れているとか、そういった具体的な原因がありません。ですので、対応に困るお母さんも多いことでしょう。夜泣きは、赤ちゃんをリラックスさせてあげることも大事ですので、寝かしつける前にベビーマッサージをしてあげるのも効果があるといいます。

ベビーマッサージは、赤ちゃんを仰向けに寝かせて、足からマッサージしていき、お腹、胸と上へ向かって行います。肩と腕をマッサージしたらうつぶせにして背中、おしり、腰、そしてまた背中へあがり首筋をマッサージします。マッサージしながら、赤ちゃんに話しかけてあげましょう。

赤ちゃんはより安心して、夜泣きへの効果も高まるでしょう。夜泣きに効果があるというベビーマッサージは、お母さんと赤ちゃんのスキンシップです。肌を触ってあげることで、リラックスできるそうです。リラックスできるだけではなく、オムツかぶれや肌の乾燥にも効果があります。

また、マッサージによって免疫力も上がると言われていて、ベビーマッサージに興味を持つ方は多いようです。ベビーマッサージを行うときは、出来るだけ肌に優しいオイルを使って行います。刺激のないアーモンドオイルなどを使う方が多いようです。

夜泣きで肺呼吸

赤ちゃんが泣くと、お母さんは泣きやまそうと必死になりますが、赤ちゃんは泣くことで肺の運動をしています。ですから、夜泣きもマイナスなばかりではないのです。赤ちゃんは、生まれてきて初めて肺で呼吸をします。泣くことで肺へ空気を送り込むことは、大切な役割です。

大人のように自分の意志で深呼吸をすることが出来ないため、泣くことでたくさんの空気を吸い込むことができます。また、赤ちゃんはまだエネルギーをたくさん消費するような運動が出来ないため、泣くことでエネルギーを消費しているとも言われています。

夜泣きは原因がわからないため、赤ちゃんを抱っこしながら困り果てるお母さんも多いことでしょう。しかし、泣くことで心肺機能が鍛えられたり、運動の代わりになっているのだと考えると、夜泣きに対して落ち着いた気持ちでいられるのではないでしょうか。出来るだけゆっくりとした気持ちで付き合うようにしましょう。

なんとか、泣きやませようとすればするほど、お母さんは余裕がなくなり大変になります。夜泣きにもメリットがあります。泣くことは、肺呼吸の練習であり、赤ちゃんにとっての運動でもあります。慌てずに泣きやむまでつきあってあげるのも良いでしょう。

Copyright 2008-2013 教えて!妊娠・出産・育児の疑問 妊娠の初期症状〜出産・子育てまで All Rights Reserved.