妊娠の兆候を知るための基礎体温について解説しています
妊娠の兆候は体温にも表れます。よって、普段から「基礎体温」を測ることは、妊娠を知る上でも重要なことです。基礎体温とは、朝目覚めたときの口の中の体温で,女性の性周期や卵巣機能を知る目的で使われています。
月経周期につれて体温に変動のみられることは以前から知られていましたが、この基礎体温測定法によって、排卵の有無や排卵の時期を判定できることが明らかになり、そのため現在では、基礎体温の測定は、卵巣機能の有効な診断法として広く臨床的に用いられ、簡単で誰にでもできることから,避妊や自分の性機能を知るために利用されています。
基礎体温の測り方は簡単です。まずは「基礎体温計(婦人体温計)」という専用の体温計を用意します(基礎体温はわずか0.3〜0.5℃ほどの範囲で微妙に変化するため)。これを枕元に置いておいて、朝、目覚めたら、動かずにそのまま体温を測ります。これを毎朝繰りかえし、折れ線グラフとして表示します。
女性の場合は、月経から排卵まで低温が続き、排卵から月経が始まるまでは、高温が続くという一定の周期がみられます。しかし、妊娠すると、排卵後の高温はそのままつづきます。3週間以上高温が続いたら、ほぼ妊娠と考えていいでしょう。体温は毎朝,床のなかで静かに横になったまま測る。測定の時刻は,毎朝正確に一致する必要はないが,だいたい同時刻であるほうがいいでしょう。
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